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鵺の鳴く夜は恐ろしい

金田一耕助と言えば、日本の中ではホームズやポアロ並みに有名な探偵であり、映画をはじめTVドラマにも頻繁に登場する。
その代表的なものは、市川崑+石坂浩二の「犬神家の一族」で、自分の中でも金田一=石坂というイメージが強烈に焼き付けられてしまっている。だから、渥美清(八つ墓村)、西田敏行(悪魔が来りて笛を吹く)あたりが金田一を演じるとすごく違和感がある。
逆に古谷一行はTVドラマの金田一役が長いので、馴染んでしまった。ただ古谷版金田一の映画の「金田一耕助の冒険」は記憶から排除したい作品だ。

金田一作品の中での個人的なベスト3を挙げるとすれば、
1:犬神家の一族
2:本陣殺人事件
3:獄門島
って感じかな。特に理由っていうものはなく、面白いと感じた。それだけ・・・。
(※本陣殺人事件の金田一は中尾彬。犬神~、獄門島の金田一は石坂浩二。)

で、ストーリー自体はあまり印象がないのだが、なんとなく無性に観たいなって最近思えてきた作品。それは「悪霊島」。

悪霊島 (1981)
監督: 篠田正浩
出演: 鹿賀丈史、古尾谷雅人、岩下志麻

ついにDVD化だ!って思い、評判が良ければ買ってしまおうかと思ったけど、音楽にビートルズは使えなかったようで、ユーザーレビューにも残念という声が多い。もちろんそれが理由で購入に至らなかった自分。映画と音楽は分けてはいけないのだよ。オリジナルはDVD化されないんだろうな・・・。この映画の金田一は鹿賀丈史。

   金田一耕助(加賀丈史)は、アメリカで億万長者になった越智竜平(伊丹十三)の依頼で岡山へ赴くが、その尋ね人が怪死したことを知り、真相を究明すべく刑部島に渡る。そこはつい先ごろ、ある男が「鵺の泣く夜には気をつけろ」と謎めいた言葉を遺して死去していた島でもあった。そこで彼は、美しい巴御寮人(岩下志麻)やその娘で双子の姉妹・真帆と片穂(岸本加代子・二役)に出会う。やがて島で連続殺人事件が勃発していくが……。
   横溝正史の探偵小説(遺作)を原作に、篠田正浩監督が手がけた角川映画。篠田監督は娯楽映画の枠をまといながら、戦後の高度経済成長とともに流され失われてゆく日本の伝統文化に根ざした演出を試みており、その象徴としてビートルズの「レット・イット・ビー」「ゲット・バック」を使用。また、ドラマはジョン・レノンの死を知らされた元ヒッピーの五郎(古尾谷雅人)が、当時の事件を回想するという形式で進められていく。DVDでは著作権の問題でオリジナルではなくカバー曲に差し替えられているが、「レット・イット・ビー」はオリジナルと大分印象が異なり、違和感があるのは否めない。やはりオリジナル版のリリースを待望したいところだ。加賀丈史の金田一は飄々とした中にどこか冷めた趣を感じさせるが、これも演出意図に沿ったものだろう。(的田也寸志)
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コメント

大林監督作品で、私の心から排除したい作品は
もうひとつある。SFだけど。
この監督の作品はクセありすぎ。


投稿: MP | 2004.06.13 16:33

夫婦喧嘩をして、奥さんが家を出て行った。
後に残されたチャップリンの背中が小刻みに震えている。
泣いているのか?
ゆっくりと振り返った彼は、酒のシェーカーを振っていた。

「獄門島」を読んだ時、このチャップリンのギャグを思い出した。

「キ○ガイじゃが仕方がない」
殺人現場を目の当たりにした和尚さんの肩がブルブルと震えている。
実は和尚さんは、この時……。

このシーン、映画では再現されていたっけ?

投稿: Dobby | 2004.06.08 23:53

こんばんわ。
ボクも石坂浩二の金田一が一番だと思います。
ボク的には「獄門島」がベストです。
キャスティング、トリック、ともにハマりました。
映画を見た後に小説を読んだのですが、見事にその
シーンが浮かんできて、さらに楽しめた想い出があります。

次が「悪魔の手毬歌」ですかね。
それにしても映画化された金田一シリーズにハズレが少ないのは素晴らしいと思います。

投稿: hirox | 2004.06.08 21:54

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