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原作と実写映画化

アニメや漫画がアニメ映画化されることに関しては特に問題はないのだが、小説が実写映画化されることはいろいろな問題が出てくる。なぜなら活字から登場人物の風貌などを読者がイメージしていくから。「えーっ!これってミスキャストだよー!」という場合もありえるかな。
ただ一番ネックになるのは心理描写だと思う。小説はその点は明確に伝えることができるのに対して実写映画は俳優の演技しか術はないわけで。まあ心の中の声をナレーションにするという手もあるのだがそれもしらける場合があるから難しいところだ。
他にも問題がある。それはエピソードをカットしてしまうということ。2時間前後で話が終わるようにするために脚本家が書き直すのだと思うけど、話が説明不足のままで映画が進行してしまう危険がある。

しかし実写化が必ずしも悪いっていうことは言えない。実写化のメリットで思いつくことを以下に挙げるけどあくまでもこれは個人的な意見ね。
1) 実写化されることでイメージがはっきりすることがある。例えば「ハリーポッター」の「クィデッチ」など。
2) 原作が長編すぎるので気楽に観たい。「帝都物語」は帝都再建計画の会議だけで文庫1冊の8割だし・・・。
3) 映画を観ることで原作に興味を持つ。

原作を先に読むか、映画を観てから原作を読むか・・・これって案外難しい。
映画が先だとイメージが固定されるけど、イメージの固定によって原作がすんなり理解できる。
しかし映画が駄作だと原作を読む気になれない。それに原作を読んだとして設定の違いで映画のほうを駄作扱いにするケースもある。

最近読破したミステリーに「レイクサイド」というのがある。この映画はまだ観てないので「原作が先」。なんとなく映画のほうがいい評判じゃないので観ることに躊躇しているんだけどねえ。

レイクサイド マーダーケース (2004)
監督:青山真治
出演:役所広司、薬師丸ひろ子、柄本明

まあネタばれしない程度に感想を書くと、ラストに「重要な問題」があらわれる。これをどうするべきなのかが難しいところなんだよね。メリットとデメリットを考えると、この原作の結論のように進むべきなのかなってふと考えてしまった。とても読みやすい本なのでオススメ。映画のほうは観てないのでなんとも・・・。

子供の中学受験のための勉強合宿で、湖畔の別荘に集まった家族3組と家庭教師。ところがそこで殺人事件が起こる。殺されたのは若い女性。彼女は参加した家族3組のうちの一組、並木家の父親の愛人だった。そして「私が殺したの」と妻の美菜子は告白するが。『EUREKA』などの作品で国際的にも評価の高い青山真治監督が、東野圭吾の小説『レイクサイド』を映画化。役所広司、薬師丸ひろ子、杉田かおる、柄本明、豊川悦司など、個性派の役者陣が、勉強合宿の裏のドロドロとした人間関係を重厚な芝居で見せる。特にのらりくらりと振る舞いながらも、毒気たっぷりの柄本明がすごい。本格的推理ドラマを期待すると、謎解き要素は薄く、少々物足りないかもしれないが、真実が明らかになる瞬間はやはり気味悪く、ゾッとすること間違いなしだ。(斎藤 香)
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